
釣行日の基本データ
場所:淡路島
釣行日:2021年3月16日 18:30~翌0:00
潮汐:上記
水温:10℃
天気:曇り
気温:13.1℃→11.8℃
風 :0.4m~2.2m
イカナゴパターンを妄想して
大阪湾では、今季のイカナゴ漁が僅か3日で終了となりましたね。
昨年の2日に続き、資源確保のためとはいえ、漁師の方々は大変かも知れませんが英断だと思います。
イカナゴ漁は、漁師の方々の大事な収入源であり、また瀬戸内の食の文化的な面も持ち合わす非常に重要な産業ではありますが、1匹僅か数gにも満たないものを数トン、数十トンと漁獲することに、いくら資源管理をしているとはいえ食物連鎖の下位に位置するものをそれだけ漁獲するのはどうなのかなと最近は疑問に感じます。
イカナゴに限らず、シラスもですね。
稚魚ではありませんが、15cmにも満たないガシラが4匹数百円でスーパーで売られていることも、なんかもやもやしますよね。。。
さて、イカナゴ繋がりの本題です。
イカナゴ偏食の旨いメバルを狙って淡路島に行って来ました。
瀬戸内全体にと言えることかも知れませんが、淡路島のイカナゴの時期は、メバルがアフタースポーンから回復して荒食いの時期と重なりますので、梅雨メバルに次いで釣りやすい時期だと思っています。
パターンもわかりやすいですしね。
しかし今回はそのわかりやすいパターンに嵌まらずめちゃめちゃ苦労しました。
現地着はマズメ前の下げ止まりのタイミング。
マズメのタイミングで上げ潮に転じて潮が動き出すはず。
天気も今にも雨が降りだしそうな厚い雲に覆われ無風。
月明かりはなく、気圧も低く、魚が浮く条件が揃っています。
楽勝釣れるパターンやん。
まずは動き始めの潮をしっかりと感じたいので、クリアブルー サイコロヘッド1.3g + エコギア メバル職人 ストローテールグラブ ピュアクリアホロで探ります。
潮が動き出し、潮の重みを感じられるようになると、魚も浮き始めあちらこちらからライズの音が聞こえます。
しかし反応がないので、エコギア アジマスト2inch クリア ブルーFlk.にチェンジして表層を探ります。
しかしこれも反応なし。
ライズのある表層ではなく、ボトムを攻めて、砂に潜るイカナゴを演出してみても無!
あれ?楽勝パターンちゃうの?
今度は自作フロートリグ10g + ヤリエ アジメバガチヘッド0.4gに変えて、ジグ単では届かない、潮の流芯が港に流れ込む所を狙います。
まだイカナゴパターンを信じて疑っていません。
しかし、まさかまさかの反応なし!
イカナゴパターンは一旦置いておいて、いつもの感じでやってみます。
タックルはフロートリグのまま、ワームを実績十分のジャッカル ペケリング2inch プリズムライムにすると、沖の方で、こっすいアタリ?
反射的に合わせると、フッキングした感触はあるが、その後のリーリングはスカスカ。
何かの浮遊物やったかな?と思っていると突然ドラグを鳴らして突っ込みだした。
サイズは23㎝と大きくはないですが。
ペケリングのプリズムライム、安定ですね。
続いて、ポロポロと、、、
皮1枚で
こうなると、何故プリズムライムがいいのか?という疑問が生まれます。
そこで、ワームチェンジ。
エコギアメバル職人 ミノーSS オレンジグロウに変更。ワームはグローさせず、アピールカラーのオレンジとして使用します。
すると、、、
次の疑問。
アピールカラーが効いているのか、0.4gという軽いジグヘッドが効いているのか?
issei海太郎 スパテラ イカナゴグロー1.5inchをグローさせナチュラルカラーとして使います。
すると、
釣れるやん。
細いけど。。。
ジグ単で釣れなかった理由は、単純に重たかったようですね。
ただ、アピールカラーに比べて明らかにアタリが出るまでに時間を要します。
ちなみにジグ単1.3g→1gでも反応はなく、フロートリグ + 0.6gジグヘッドでも、0.4gほどではありませんが反応はありました。
そして、グロー系ワームは発光させると反応はなく、ジグヘッドに装着した夜光玉を発光させるとバイトがあり、夜光玉なしではバイトはありませんでした。
何このピンポイントパターン。。。
ちなみにクリア系ワームは最後まで反応はありませんでした。
そして前述のとおり、ナチュラルカラーは、アピールカラーよりも明らかに反応はよくありませんでした。
自分なりの結論として、表層直下で夜光玉付きのアピールカラーをサスペンドというのが今日のパターンだったとしておきます。
いやー面白い。
楽勝イカナゴパターンが通用せず、考えまくって結果に繋がる。
レベルが少し上がった気がします。
さてさて、ポロポロと釣れますが思うほどサイズが出ないので移動、中間処理していきます。
ネットから逃亡しようとしている20㎝に満たない1匹は丁重にお帰りいただきます。
キープ分はエラと延髄を切って絞めて血抜きします。
そして違う港に行きます。
以後無
移動先の港は、前回無を食らった港。
ここではまずはアジ調査。
そろそろ入ってきていい頃なんですが、
潮は動いているものの潮の当たりが悪く、マイクロメバルしか反応ありません。
まだ早いのか、極端に潮が良くないのか。
水温があと2℃上がればアジもコンスタントに釣れるようになるでしょう。
ってことで移動!
前回それなりにメバルを釣った所へ。
ジグ単、フロートリグともに無。
移動!
前回も来たシャローのゴロタ場。
上げ止まりの直前で、速すぎずいい具合に潮が効いています。
しかしここでもまさかまさかの反応なし。
前回と違って潮位も高く、釣れる条件しか揃っていないと思ってるんですが。。。
さらに前回よりも重たいフロートを持ってきたので、飛距離も十分。
前回探れなかったポイントまで探ったんですが。。。
次の下げ始めの潮で食いがたつように感じましたが、翌日のことを考えてストップフィッシング。
結局最初のポイントで釣れたのみでその後は撃沈しました。
妄想しまくってたパターンに嵌まらず、しかしそれに固執せず、柔軟に色々と試すことができたので、なんとかキャッチに至ったのかなと振り返ります。
帰って捌くと、どの個体からも胃の中からはイカナゴが大量に出てきました。
ハクが1匹だけ入っている個体もありました。
これで、何故イカナゴパターンが通用しなかったんだろう?
今回釣れたメバルは、体高・厚みのある個体だけでなく、細身の個体もしっかりと内臓脂肪を蓄え、肝も白くなっていました。
捌いただけでわかる絶対旨いやつ。
数日寝かせてお刺身でいただきます。
~タックルデータ~
ロッド:DAIWA 月下美人 76L-T
リール:DAIWA 月下美人 MX2004H
ライン:RAPARA RAPINOVA-X MULTI-GAME PE0.4号
リーダー:フロロカーボン4lb
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